「日常」。

2020年が始まってもう1ヶ月が経ちましたね

Youth の皆さんはいかがお過ごしですか?


2020が始まって、東京オリンピック・パラリンピックに注目がどんどん集まっている今日この頃、

私たちは貴重な体験をさせていただける機会がありました。


元パラリンピック女子車椅子バスケットボール選手の方が学校にきてくださり、お話を聞きそして実際に競技用の車椅子に乗ってみることができました!!


私たちの学年では、日常的に車椅子を使用している生徒がおらず、車椅子というのは非日常的なものでした。

そんな中聞くことができたのが「車椅子が当たり前」の生活について。


私が初めて車椅子バスケットボールについて知ったのは、新春ドラマスペシャルを見た時でした。

嵐の櫻井翔さん主演のドラマ「君に捧げるエンブレム」というドラマを見た時でした。元Jリーガーで日本代表にも選ばれた主人公。しかしある日突然交通事故に遭い、車椅子生活を余儀されなくなりました。


もう二度と自分の足で立つことができなくなる。

もう二度と大好きなサッカーをプレイすることができなくなる。

不便な体。自分の思い通りとは全く違う日常。


そんな中主人公が出会ったのは「車椅子バスケ」でした。

同じスポーツへの情熱。もう一度新たに「日本代表」になるため。

主人公と彼を取り巻く人たちを描く、実話に基づいた物語となっていました。



作品を手がけたプロデューサーはこう語っています。

「この話は障害者スポーツへの感動作品ではなく、かっこいいアスリートの物語にしたい」と。


事実私がこのドラマを見て切ない感動の涙は流れなかった。

そこに流れてたのは、テレビの中で血と汗を流しながら活躍するかっこいいバスケ選手だったから。


話を戻すと、私たちの学校にきてくださった方は、

18歳の時に事故にあい、車椅子生活を始めたそうです。

その方がおっしゃっていたのが、「周りは私のことを大変そうにみるかもしれない、可哀想な目を向けるかもしれない。けれど、これが私の当たり前で、日常だから。そうすることを当たり前にするほかなかったからと」


この話を聞いた時、私の考えが変わりました。人は誰しも、ハンディキャップを持った他者を「フィルター」をかけて通してみてしまいます。

でも彼らにとって、私たちと変わることは何もなくて、普通に生きて、車を運転して、子供を産んで、育てる。


それが彼女にとって日常だから、そこに可哀想な目を向けるのはやっぱりちょっと違うんだなって。


私なんかよりも、もしかしたら私の母なんかよりも、全然強く、カッコ良く生きている一人の女性に会うことができた。


改めて、素敵な出会いに感謝します。











Futureutopia: Blog for youth

future (未来)+eutopia (実現可能な理想郷) それは私たちがつくるもの  コレから先、どんな未来が待っているんだろう? 自分をに問い、自分に迷い、未来を考える私たち思春期。 そんな年齢だからこそ「ミライ」について考えなきゃいけない。 10年後、世界はどんな色で輝いているんだろう? 私たち未来を担う「youth」がつくる「未来の社会」とは

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